単に「働いてほしい」という気持ちだけでなく「活躍してほしい」「成長し続けてほしい」：モビリティライフグループ株式会社

子育て女性がどのような条件で活躍されていますか

子育てをしながら仕事をする社員は、営業職・サービスフロント・ショールームスタッフ等店舗勤務の他、本社で事務仕事を中心に行うクリエイティブスタッフがいます。

正社員として働く方が多いですが、ご主人の扶養に入る範囲内の働き方を希望するパート社員もいます。社内で受け入れ可能な部署とマッチし、結果的に9時から17時で週4日勤務、9時30分から13時30分で週5日勤務等、個人の事情にも合わせることができているケースがあります。

また、産休・育休から復職し、短時間制度を利用し活躍する社員もいます。

女性人財を雇用する上で工夫されたことはありましたか

子育てをしている方に限らず、私どもは雇用する前に希望する働き方やキャリアについて希望をしっかりお聞きし、その上で『対話』を致します。

また、採用後、社員からスキルアップをしたい、違った職種にチャレンジしたいなどの希望を受ければ一緒に考える時間をとり、より活躍できる働き方を相談して決めています。

子どもさんの成長とともに働き方を変えたいというような希望があれば、ゆっくり話し合う時間をとっています。子どもさんを育てながら働く社員が、子どもさんの行事や急な病気などでお休みすることがある点も会社が十分理解していますので周りのサポート体制はしっかりしています。

子育て女性を採用して良かったこと。他の社員への影響など、良い変化はありましたか

弊社では、保育園・小中学生・高校や大学生のお子さんを育てながらバランスをうまく保って就労する社員が多くいます。お子さんが自立して現在は自身のステップアップに集中している社員もいます。

若い女性社員にとってはそのような先輩社員が働く姿を見ることで、『出産後も仕事を続けていく』ことがイメージでき、安心して働き続けることにつながっています。

これから働きたい女性達へのメッセージをお願いします

お子さんの子育て期間は限られていて、子どもさんの性格もそれぞれ違います。大切な子育て期間ですから、お母さん自身がどのような働き方をしたいのか、考えを整えて就職活動に向かってください。専業主婦であった期間が少々長くても心配はなく、また自分の年令についての気おくれなど全く不要な感情です。

子育てをしながら限られた時間働くのですから、集中して働く・仕事に意欲をもつ・素直に学ぶ姿勢、このようなことを大切にしていれば、きっと初めての環境にも馴染み、自身の新しい可能性を見つけることにつながると思います。

自分に合う職場を見つける為に不安に思わず行動を起こしてみることをお勧めします。

ママドラフト会議®に参加されたきっかけを教えてください

企業というものは人が居なければ、成り立ちませんし、発展もできないと思います。山口県においては少子高齢化による人口減少が全国で最も進んでいる地域でもありますので、より多くの人財確保が重要になります。

結婚や出産という人生において大切なイベント後の再スタートの時、タイミングや条件が合わず、自分のキャリアを諦めてしまう人も多いのではと感じています。彼女たちが培ったスキルはフルタイムでも短時間でも十分に発揮できると思いますし、そういった環境を用意する事がこれからの企業に求められます。

社としては単に「働いてほしい」という気持ちだけでなく「活躍してほしい」「成長し続けてほしい」との気持ちで参加させて頂きました。