家庭と仕事の両立をチャンスと考える:株式会社New Space Intelligence

株式会社New Space Intelligence

設立年

2021年11月2日

住所

(本社)宇部市西岐波329番地22
(宇部新川営業所)宇部市相生町5番地10 エディあいおいNidoウベノス4F

URL

newspaceint.com/ja

 

メンバー

14名

男女比

男:女=8:3

企業理念

ビジョン:すべての産業を衛星データを使ってアップデートする
ミッション:衛星データを整理し、どこからでも誰でもアクセスして使えるものにする

事業内容

衛星データを活用したソリューションサービス

子育てと仕事の両立への配慮
  • 時短勤務あり
  • 在宅勤務あり
  • 病時や学校行事の勤務時間配慮が可能
  • パートから正社員へのステップアップ可能
  • 委託型の働き方なし
  • 単発の仕事なし
インタビュー担当

代表取締役社長 長井裕美子様

貴社がママドラフト会議®に参加されたきっかけを教えてください

弊社は宇部市などの支援を受けて起業をした背景があり、宇部市からの紹介でママドラフト会議®という仕組みを知り、コンセプトに非常に共感し参加しました。

偶然、事業拡大のために事務をしてくださる方を探していたところでした。

あっとさんのこの活動は、山口県商工労働部の委託であって、そこにエントリーする女性たちにやる気がないわけはないですよね。参加する前から安心感がありました。 私自身経験があるからわかるのですが、社会復帰の第一歩って勇気がいることで、自分の勇気を後押ししてくれる活動は意義のあることだと思っています。

御社では子育て女性がどのような条件で活躍されていますか?(勤務内容・勤務時間等)

子育て女性というと、昨年度ママドラフト会議®で雇用した二人が初めてなのですよ。

二人とも久しぶりの社会復帰で、出産後初めての就労ということもあったので、出勤できる日や都合のよい時間帯で短時間勤務から始めてもらいました。

しばらくして、お子さんの保育園確保、働きやすい環境が整ってきたので、一人はこの4月からフルタイム勤務、もう一人は週3~4日の2時間から5時間の勤務時間で働いています。

二人一度に雇用すると少しだけ人件費はかかるかもしれないですが、長時間雇用の一人が行う仕事をワークシェアすることで、リスクマネジメントになると思っています。私が休んだら回らない!ではなく、みんなで仕事をシェアできる環境を作ることにより、一人ではできないことも二人ならたくさんできることがあると思うのです。そこからよりよいチームワークに繋がるのではないかと考えています。

彼女たちには、今できることを、できるだけやってもらって、5年後10年後に社員として戦力になることを期待し、彼女たちにも同じ思いで今取り組んでもらっています。

今、優秀な人材を長期で確保することは難しく、特に地方都市においては東京より顕著ですよね。子育てをしているから、子どものために休まないといけないから働けないなんて理由で優秀な人を逃したくないですね。子育てで今は大変かもしれないけれど、子どもが成長して、幼稚園、小学校、中学校と進む中で、働き方も変わってきます。

結果的に、彼女たちが弊社でどのように働いているかというのは、長期目線で考えた時、弊社の成長の証になるのではないでしょうか。

子育て女性を雇用する上で工夫されていることはありますか?

いつでも安心して休める環境を作っています。先ほどもお話ししましたが、どちらが休んでも仕事のフォローができる体制と、お互いの信頼関係を作っていると思っています。

また、自宅でもできる仕事に関しては、リモートワークも可能としています。

子育てしながら働くってことは普通のことで、子どもって病気するものだし、その当たり前の環境の中、優秀な人が活躍できる社会でないと勿体ないですよね。

子育て女性を採用して良かったこと。他の社員への影響など、良い変化はありましたか?

私は以前、大学の教員や、タイで子育てをしていました。親戚もいない山口県宇部市に来て大学の研究員として復職をし、子供が少し大きくなってきて再度チャレンジしようと思い起業しました。小中高3人の子供の子育てをしながら働いています。また、弊社の若い男性社員もみな、子育てにしっかりかかわりながら、仕事をしています。

若いママたちも、自分の夢ややりたいと思う気持ちをあきらめてほしくない。そのためには、子育てしながらでも十分働ける環境を作るのは弊社の方針です。

そういった思いは、起業当初からみんなに伝わっていて、社員はお互いをファミリーとして思いやりをもって接してくれていると思っています。

この度採用した二人に子どもがいることが、ディスアドバンテージではなく、彼女たちの新しいことにどんどんチャレンジしようという気持ちが素敵で可能性しか感じませんね。

彼女たちに任せて安心、この短期間でこのような信頼関係を結べたことは、なにより私に安心感を与えてくれました。

求人を提示して申込がある人との出会いと、いい人と出会えるかわからないママドラフト会議®に参加して出会う場に企業が足を運ぶメリットについて、長井様はどのように思われますか。

私は、人材は会社の財産だと思っています。ママドラフト会議®に参加したことで、私は大切な人たちに出会えることができました。そこで、彼女たちという財産を得ました。

今後も、人材を必要としている弊社にとっては、この活動は非常に有意義な場だと思っているので、引き続き参加したいと思っています。子育て中の女性たちが働き直したいと思ったときに、背中を押してくれる仕組みがある場所に、素敵な人が集まるのは当たり前ですよね。

だからこそ、限られた時間の中で集中して仕事をしてくれ、私の仕事を信頼して任せられ彼女たちに出会えました。今後も一緒にやっていきたいと思える人材と出会えた事実がメリットですね。

取材後記

楽しみにしていたこの度の取材は、CEO.長井さんと、昨年度ママドラフト会議で雇用されたTさん同席で、笑いが絶えず、長井さんの愛情と熱気に包まれたものとなりました。百聞は一見にしかず、Tさんの目の輝きからも会社から大切にされイキイキと働いている様子が伺えました。ただただ嬉しくてこれが我が子を嫁がせた気持ちでしょうか。

おふたりの笑顔が、宇部の未来を、山口の未来を、働く女性の未来を照らしているように感じました。

社員も私のファミリーだと大きな愛で包み込む長井さん、そして、取材に伺った私たちも長井さんの大きな愛でハグしていただきました。 またぜひ伺います。この度はありがとうございました。

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