- 従業員
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正社員9名、ママドラフト会議®卒業生7名
- 男女比
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男:女=1:3
- 企業理念
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あくなき挑戦を続けるはつもみぢは、期待を越えるおいしさを通して、周南から世界に、笑顔・感動・幸せをお伝えします
- 事業内容
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酒類製造販売
- 子育てと仕事の両立への配慮
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- 時短勤務あり
- 在宅勤務なし
- 病時や学校行事の勤務時間配慮が可能
- パートから正社員へのステップアップ可能
- 委託型の働き方 ※今後可能性あり
- 単発の仕事あり
- インタビュー担当
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代表取締役社長 原田様
御社がママドラフト会議®に参加されたきっかけを教えてください
うちは酒蔵なので子育て女性が働く場として、あまりイメージが結びついていませんでした。どちらかというと、人を雇うなら「正社員」という固定のイメージがあり、うちにはあまり必要ないかな、と思っていました。
それがキックオフセミナーで配布された経歴シートを見ると優秀な人材が多くて、「もしかしてこんなことをお願いできるかも?」という気持ちに変わってきました。 実際ママドラフト会議®に参加してみると、うちを希望してくれる方が大勢いたので、「何とか仕事を作らなきゃ」という使命感も生まれ、仕事を切り出してみたら実はお任せできる仕事がたくさんあった、という感じです。
弊社の担当である社会保険労務士の方からの紹介で、ママドラフト会議®のことを知りました。正直ママドラフト会議®が何なのかもよく分からないまま…(笑)とりあえず説明会に行ってみようか、という軽い気持ちで企業のキックオフセミナーに参加しました。
御社では子育て女性がどのような条件で活躍されていますか
とにかく無理なくできる範囲でいいですよ、というスタンスでお願いしています。個人の希望に合わせて、中には月3回勤務の人もいます。10時~13時、10時~16時、など個別の希望に合わせて勤務を組んでいる感じです。
仕事内容は、最初はお酒のラベル張り作業から始まって、酒粕を袋に詰めたり、酒袋を洗ったり。今年の8月には酒蔵に併設して角打ちが完成するので、接客業務や将来的にはレシピ開発も自社でできるような雇用の創出ができるかも、と思っています。
うちは全員素人からの出発です。だからどんな才能を持った人よりも、続けて働いてくれている人が今後正社員になってくれるのが一番ありがたいです。今パートで働いてくれている方は、正社員の予備生だと思っています。
子育て女性を雇用する上で工夫されていることはありますか
もともとアットホームな会社で正社員もパートも関係なく、できるだけ気兼ねなく休めるよう配慮をしています。みんなでグループLINEを作って、急な病欠や学校行事などはお互いでカバーしあっています。誰かが「子どもの病気で休みます」というと「じゃあ私代わりに入れます!」と言い合える関係性です。
あと学校行事やPTA活動はどうぞ積極的に参加してください、と伝えています。子どものためでもあり、自分のためにもなりますから。
子育て女性を採用して良かったこと。他の社員への影響など、良い変化はありましたか
皆さん働くことに対する意識が高く、前向きで明るいところが正社員にもいい影響を与えています。子育て中なので、働くことのできる時間帯が重なる、ということが課題ですが、数年後子どもの成長に合わせてそこもステップアップしていけるかな、というところです。
私自身、正社員じゃないと守れないと頑なに思っていましたが、パート雇用に踏み切ったことで採用の幅が広がりました。
正社員だと固定給をお支払いしないといけないけれど、時間に応じて支払うということで人件費の面でも助かっています。
ママドラフト会議®に参加される方の潜在能力や質の高さがあるからこそ、それが叶うということころもあります。短い時間でも仕事を覚えて、戦力になる!というのが何よりありがたいですね。
これから働きたいと考えている子育て女性へメッセージをお願いします
働けるかな?と思っている方もいると思いますが、悩むよりも勇気を出して、気楽に臨めばいいと思います。
子育てしながらで、時間の制約があったとしても、いくらでも働く場はあると思います。ママドラフト会議®はそういう理解のある企業が集まる場ですから!
一般の求人募集での採用との違い、ママドラフト会議®に企業が足を運ぶメリットについて、原田様はどのように思われますか
一般的な職業斡旋の場では、募集をかけたタイミングに仕事を辞めた人がいて、その人にとって色んな会社を受ける中のひとつで、たまたまこの仕事でいいか、という決め方になりがちです。だから「どうしてもこの仕事がしたいです!」という強い思いをもっている人とはなかなか出会うことができません。
ママドラフト会議®では、「人材が欲しい企業」と「働きたい人」が大勢いる場でマッチングができる、という意味で全く異次元の世界だと思います。大勢いる参加者の中から、本当にうちで働きたい!と思う人がきてくれるので。
何より就労の「成約率」というより、人を雇ってより長く働いてもらうという意味での「成功率」が圧倒的に高いのが全然違います。メリットしかないので他の企業もぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
取材後記
スタッフをはじめ、話をしたことのある人なら誰しも、いつも笑顔で温かい人柄の原田社長のファンになってしまう、株式会社はつもみぢはそんな看板社長がいらっしゃる魅力的な企業です。
今回、多くのママドラフト会議®参加女性がはつもみぢで働きたくなる所以が、深く納得できるインタビューとなりました。
創業200年以上の歴史を守りながらも、柔軟に変化し新しいチャレンジを恐れない、そんな社長を支えるご家族や従業員の方の和気あいあいとした空気の中、ママドラフト会議®卒業生たちが頼りにされ、仲間の一員となっている姿が頼もしく、うれしい時間となりました。
この度は取材へのご協力ありがとうございました。