- 従業員
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175名(内女性 約50名) / (内パート・派遣 約20名)
- 企業理念
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「笑顔あふれる生活をつくる、エネルギー会社」
- 事業内容
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LPガス及び住宅機器設備の販売、リフォーム事業、フラワー&グリーン事業
- 子育てと仕事の両立への配慮
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- 時短勤務あり(応相談)
- 在宅勤務なし
- 病時や学校行事の勤務時間配慮が可能
- パートから正社員へのステップアップ可能
- 委託型の働き方なし
- 単発の仕事なし
- インタビュー参加者
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松本真一良(代表取締役社長)
髙山大輝(経営企画部長)
河村智也(経営企画部 総務室 主任)
髙木、北村(新規事業に関する業務)
米原(フラワー&グリーン事業)
中道(経営企画部 総務室)
御社がママドラフト会議®に参加されたきっかけを教えてください
松本:山口県から流れてきた「ママドラフト会議®」の情報を知った社員から、こんなイベントがあると聞き、面白そうなのですぐに参加を決めました。
参加する前から、わくわくしていました。
なぜなら、何ヶ月にも渡り再就職するために講座を受講した上で、いわゆる“ドラフト会議”という自分を売り込みに行く場に参加しようとしている人たちなのだから、きっと優秀な人たちがたくさん参加しているに違いない!と確信していましたからね。
実は先日、取引先にママドラフト会議®がきっかけで入社した社員を紹介したところ、どうやってこんな優秀な人材を捕まえたのかと聞かれ、仕方なくママドラフト会議®のことを紹介してしまいました。本当はこんなに魅力的な人材が集まっているママドラのような場があるといこうことは内緒にしておきたかったんですけどね。(笑)
実際ママドラフト会議®に参加されていかがでしたか?
松本:事前に配布されていた参加女性の経歴シートを一人一人くまなくチェックして、弊社の新規事業に即戦力として活躍してくれそうな、こんな経歴の人を雇いたい!とターゲットを絞って参加しました。
ところが当日、交流会が始まってみるとブースで待っていても誰も立ち寄ってくれなくて(笑)
これは待っていてもダメだ!と気づいて、自分からブースを出て話をしてみたい参加者の方をなんとか探しだし、話すことができました。そうこうしていると、弊社に興味を持った他の参加者の方も話を聞きに来てくれて、うれしかったですね。
2年連続で参加しているのですが、1回目の参加では当初1名の採用予定でしたが、3名の方と話をして、皆さん優秀な方だったので、3名採用することになりました。
2回目は、新規事業に向けて即戦力となりうる一人の方にターゲットを絞って臨み、2~3ヶ月間かけてメールでこちらの思いも伝えながらやり取りを重ねて、ようやく雇用できることになりました。
北村:実は子育てに重きを置くために、ペースダウンした働き方を希望していました。それなのに、高山石油ガスに出会って、なぜか週5日で働く事になり…今ではこれもご縁だと思っています(笑)
何より、ママドラフト会議®の場に社長自ら参加して話をしている!ということが、一企業としてママドラにかける気持ちの強さを感じました。そんな企業姿勢に気持ちが傾いた部分もあるかもしれません。
ママドラフト会議®後、採用に結びつくための秘訣はありますか?
松本:新規事業に関わる方については、「あなたが来てくれたら、こういうポジションで活躍してほしい!」ということを明確に示すことができたのが大きかったかもしれません。
実は当初、新規事業も絶対にできるという状況ではありませんでした。それもあり、女性側からすると半信半疑だったと思います。実際動き出した今となっては、徐々に形になっていくという意味で、やりがいを感じてくれているのではと思っています。
新規以外の事業に関しては本人の希望を聞きながら、配属先を決めさせていただきました。
中道:私は今までの経験も生かしつつ、尚且つ子育てとの両立ができるところで働くことを希望しておりましたので、経営企画部でそれを叶えて働くことができています。採用していただけて本当によかったです。
高山:中道さんはとても勉強熱心なんです。経営企画部にいて今では人事に関する法律関係のことなどを家でも勉強してくれています。家庭もあるので無理はしないで、と伝えてはいますが、自主的に色々やってくれているので、急速に知識を高めながら活躍してくれています。4名それぞれが各配属先でがんばってくれていますね。
子育て中の女性を採用することに関してどう思われますか?
松本:優秀な人材を採用したら、それがたまたま子育てをしている女性だった、という感じです。個々の持つ能力に対して大いに期待をしていて、環境さえあればその力を存分に発揮することができると信じています。
だからこそ、例えば子どもが熱をだしたので会議に参加できなくなった、そういう事があっても全然OKという気持ちでいるようにしています。突然休むことに目をつぶるわけじゃなく当然のことと受け止めて、子どもが大変な時はどうぞ休んで、子ども第一でいてくださいと思っています。
雇う立場からすると、そんな気持ちでいることが一番大切なのかもしれません。
高山:新規事業の二人は、1日1日の成果ではなく、長い目で見て成果がでればいい、という側面もあるかもしれません。人事やフラワーショップにいる二人は、彼女たちがいなければ業務が立ち行かないということにならないよう、突然休むことになったとしてもサポートできるくらいの融通を利かせた配置にしています。
最近では弊社でも男性、女性に関わらず育休をとる社員が増えてきましたし、柔軟に対応できる比較的働きやすい職場なのではないでしょうか。
一般の求人募集とは違うママドラフト会議®について、そこへ企業が足を運ぶメリットについてどのように思われますか。
松本:多くの女性人材に一度に出会うことができるのが何よりの魅力ですね。
しかも事前に皆さんが今までどんな仕事をしてきたか大まかな経歴を知ることができ、気になった方には自分から声をかけることができる。面接前に直接話をする機会があることは、絶対的に有利だと思います。
そもそも自分からママドラフト会議®に参加しようという勇気のある人が集まっている、そのメンタリティを持った人たちに出会えるので、否が応でも期待が高まります。必要とする人材、欲しい人材がいるなら、待っているだけではダメで、自分たちから声をかければいい!そう思って参加しています。
取材後記
創業110年という歴史ある高山石油グループ。初年度参加いただいた当初、そんな歴史を重んじる重厚な企業、という勝手なイメージを抱いていたのですが、いい意味で軽々と覆されました。
フラワーショップにリゾートホテル開発など、新しいことに果敢に挑むアグレッシブな企業姿勢に驚かされ、何より採用された女性達が会社をリスペクトしながら生き生きと働いている姿が印象的でした。
今回直接お話を伺い、一人一人の才能を信じてくれているというベースがあるからこそ、そこで働く皆さんが“会社に貢献したい”という前向きな姿勢になるのだと気づかされました。
この度は取材へのご協力ありがとうございました。