[ 2023女性座談会vol.1 ]希望の働き方に理解を示し歩み寄ってくださった企業のために、活躍できる人材に成長したい!

約10年の離職期間を経て再び働きたいと思った参加者に、リステッププログラムに参加したきっかけや採用に至ったいきさつ、現在の心境など、当事者のリアルな声を聞きました。(2024年1月現在)

座談会参加者

周南市在住2児の母
野村さん
周南市在住2児の母
岩本さん

リステッププログラムに参加した理由は?

岩本さん
前職では、昼夜を問わず家族を巻き込みながら仕事をしていたのですが、家族を大切にしたい想いから退職し、退職後の10年間は、子どもたちとの時間をたっぷり過ごすことができました。そろそろ働こうかな、と思っていたところ、昨年度リステッププログラムに参加した友人の就職が決まったことを聞いて、一歩踏み出したら何か得られるものがあるかなと思い、参加を決めました。
野村さん
前職は業務が多忙で、子育てをしながら仕事を続けていくイメージが持てず、家庭も仕事も中途半端にはしたくなくて、結婚後1年で退職しました。その後、子どもを授かり、一緒に過ごせる環境はありがたかったのですが、何か物足りなさというか、仕事を辞めて良かったのかなと思い続けてきました。以前から、リステッププログラムのことは知っていて、漠然とリステップならライフスタイルに合った仕事が見つかるかな、と思っていました。下の子の幼稚園入園のタイミングで働きたいと考えていたときに、上の子が小学校から持って帰ったリステップのチラシを見て、すぐに申し込みをしました。

リステッププログラムに参加した印象や感想は?

岩本さん
最初は興味本位で、「就職できればラッキー」くらいの気軽な気持ちで参加しました。私は、専業主婦に引け目を感じていて、再び社会で通用するのかなと不安を抱えていましたが、講座のなかで、子育てがキャリアになるという話を聞き、今までの経験も活かせるのではと勇気づけられました。周りには小さいお子さんがいるお母さんもたくさんいて、働きたいと思う反面、不安も感じているんですよね。私だけじゃない、みんな同じ気持ちで頑張ろうとしているんだと思うと心強かったです。たくさんの刺激を受け、だんだんと働くモードになっていきました。
野村さん
同じ境遇の仲間ができたことが大きかったです。子育てしていると、子ども中心の生活になって、大人と会話する機会が少なくなるし、ママ友との会話も子どものことばかり。でも、リステッププログラムに参加して、同じ気持ちのママたちとこれまでのキャリアや将来について話をすることができ、自分の将来を考えることができました。講師の方からのお話にも励まされ、応援してくれる人がいることも嬉しかったです。結婚や出産で仕事を退職したという経験は夫にはありません。でも、同じ経験をした仲間や励ましてくれる人達が周りにいることで頑張ることができました。

コンシェルジュの伴走支援はいかがでしたか?

岩本さん
実は、今回採用していただいた企業とは、最初に企業訪問しただけで、その後の連絡を取っていませんでした。ですが、交渉を進めていた他企業とはタイミングが合わず、就職をあきらめかけていたところ、担当コンシェルジュが、「聞くだけ聞いてみましょう!」と言ってくれた一言でご縁が繋がり、今があります。コンシェルジュには、心が折れかけたときに寄り添ってもらいましたし、客観的視点からアドバイスもいただきました。独りだったら頑張れなかったですね。
野村さん
ママドラフト会議当日、「気になる企業にはとにかく名刺交換しよう!」と背中を押してくれました。コンシェルジュの方とは、内定をいただくまで何度もLINEでやり取りし、「野村さんが思っていることで間違っていることはない!」という言葉に自信を持つことができました。担当のコンシェルジュがいることで、些細なことでも気軽に質問することができたので、履歴書用紙の選び方や封筒の色は何を選べばいい?とか、そんなことまで聞きました(笑)。採用が決まった時には、家族よりもテンション高く喜んでくれましたし、一緒に考えて、一緒に喜んで、同志のような存在でした。

ここで働きたい!と思った決め手は?

岩本さん
私が就職したのは今回初参加の企業なのですが、ママドラフト会議当日、ブースにいた方のお人柄が気さくで優しくて緊張がほぐれたんです。家庭と両立しながら仕事をしていけるのか、自分に何ができるのか不安だったのですが、企業側からは、「これからは働きたい人のニーズに合わせて働き方を考えなければいけない時代だ」とおっしゃってくださいました。私の経験を踏まえて、今の私が可能な時間で働きつつも、将来的には勤務時間を増やしていけるような職場を考え、希望を叶えてくださったことは有難いなと思いました。私に期待してくださっていることには応えていきたいですし、ママドラで採用した人材は良いぞと思ってもらえるよう、頑張りたいですね。
野村さん
企業所在地が私の居住地と異なるので迷っていたところ、コンシェルジュのひと押しで名刺交換をさせていただきました。実際にお話してみると、企業側からは、「働き方は考えるので希望をおっしゃってください」と言ってくださいました。面接も和気あいあいとした感じで、私がどう働きたいかを尊重し、「主婦の視点を役立ててほしい」とおっしゃってくださいました。入社後のミスマッチがないように丁寧に説明もしてくれ、勤務時間も日数も何もかも私の希望を叶えてくださいました。社員を大切にしている印象を受けましたし、一緒に働きたいと思う方ばかりで、今後は、仕事に活かせる資格も取りたいと思っています。様々な人生経験を積んできたからこそ、今につながっているというか、就職活動は、「縁」と「タイミング」だなと感じましたね。

先輩ママとして、これから一歩踏み出そうとしている女性に一言

岩本さん
ぜひ、勇気を持って一歩踏み出して欲しいですね。そして、そこに未来が待っているよって伝えたいです。一歩踏み出さなければ、仲間とも職場とも出会えませんでした。みんなバイタリティーやパワーがあり、その姿に励まされました。1人で心細ければ、お友達と参加してみて欲しいです。たとえ、就職が決まらなくても経験になるし、同じ境遇の仲間がいるから、一歩踏み出してみて欲しいです。
野村さん
行動あるのみ、です。何もしなければ、何も始まらないんですよね。家で独りで悩んでいても仕方がないので、とにかく参加してみる、行ってみる。背中を押されて、初めてわかることもあります。分かり合える仲間にも出会えるので、ぜひ、行動してみて欲しいですね。

インタビューを終えて

再び働き始めることに不安を感じながらも、同じ想いを抱く仲間や背中を押してくれるコンシェルジュの存在が、さらにもう一歩踏み出す勇気を与えてくれたようです。

参加企業側も、女性たちのライフスタイルや希望の働き方の実現に理解を示し、柔軟に歩み寄って就労へと結びついていることがわかりました。だからこそ、企業で活躍できる人材に成長したいという、お二人の前向きな姿勢が印象的でした。

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